ここ数日、抑うつの大波に飲まれてました。
毎日かけないと気持ちが悪かった掃除機がかけられない。お風呂入るのが億劫だし、ご飯作る気になれないし、起きてられなくて一日中布団にいる、そんな寝たきりに近い生活。
休職してから一番体調悪かった・・・
このままもっと悪くなるんじゃないか、と不安だったのが、昨日くらいからやっと少し浮上してきてホッとしているところ。
昨日・今日とお天気が良いので、日向ぼっこが気持ちいいです。
さて。
発達障害の特徴に自分が当てはまる部分が多く、以前から自分はそうじゃないか、と考えていた訳ですが、ちゃんと検査をする機会に恵まれたので、記録に残しておきます。
受けるきっかけは、適応障害で休職中、精神科に受診していて、これまでの生育歴(不登校だったり)などから、発達障害を疑われ、検査を勧められたため。
ちなみに、発達障害は「特性が強い」かつ「社会生活で困る場面において」診断をつけるため、同じ検査結果だったとしても、問題なく社会生活が送れているのであれば診断がつかないこともある、とのこと。
AQ検査<自閉症スペクトラム症(ASD)スクリーニングテスト>
社会的スキル 6/10
注意の切り替え 5/10
細部への注意 3/10
コミュニケーション 5/10
想像力 8/10 合計27/50
合格点27点でカットオフポイントの33点に達しておらず、自閉スペクトラム症が疑われる範囲には該当していない。
AQテストの問題は50問。
- そうである
- どちらかといえばそうである
- どちらかといえばそうではない
- そうではない
の4つの答えから、一番近いものを答えるスタイル。
33点以上で一定以上のASD傾向があるとされるようです。
こちらのサイトが分かりやすかったので、参考にさせていただきました。
心理士さんのコメントでは疑われる範囲には該当していない、とありますが、上記サイトを見ると、一般の社会人としては点数が高いよう。
自分としては、こだわりが強かったり(記録の書き方とかは特にこだわりがあったな)、コミュニケーションが苦手っていうところで思い当たる節があります。相手がどう受け取るかの想像力が働かず、よくよく考えないで言葉を発してしまうことも、時々。
想像力の乏しさが異様に点数が高いっていうのはそういうところなんだろうか。
「作話されても気づかない」とか、「小説などを読んでも登場人物や背景が想像し難い」っていうのは確かにそうかもしれない。
CAARS検査<注意欠如・多動症(ADHD)スクリーニングテスト>
検査結果からは、注意欠如・多動症の不注意型の可能性が示唆される結果となっている。ただし、基準をわずかに2点上回っている数値であるし、本人用指標においては、矛盾指標は13点と高いことから(8点以上で回答に矛盾がある可能性がある)、この結果は慎重にみる必要があり、この検査結果のみでは判断しないほうが良い(できない)という結果。
また、自己概念の問題も自覚しており、自信や自尊心を保ちにくく、’人付き合いが上手くできない’という思いを抱いている(ただし、これもカットオフの線上の数値であり、顕著に高いとも言えない)。
CAARSは66問の問題。
- 全く当てはまらない
- ほんの少し当てはまる
- ほとんど当てはまる
- 非常に当てはまる
この4つの選択肢の中から当てはまるものを選んでいく形式。
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
CAARSに関しては詳しい点数の記載が無かったのですが、結論から言うと、ASDは否定的、ADHDは不注意優勢型の傾向があるとのこと。傾向が強いというだけで診断に至らなかったので、要は、「グレー」という結果に落ち着いてます。
ADHDというと、よく言われるのが「多動で授業中座ってられない」とか、そんなイメージ。
私の場合、学生時代、そういう目立ったことは全くなし。どちらかといえば真面目ちゃんな部類だったので、宿題もやっていたし、期限に間に合わないとか、忘れ物が多いとか、そういったこともなかった。どちらかといえば心配性だし、怒られるのが嫌だったなぁ。
不注意優勢型の特徴は
- 簡単なミスを繰り返してしまう
- 物をどこかに置き忘れてしまう
- 失くし物をよくする
- 仕事の納期を過ぎてしまう
- 整理整頓が苦手で机の上が散らばっている
- 約束の時間を守れないことがある
- 予定を重複させてしまうことがある
- 約束していることを忘れてしまう など
自分と当てはめて考えると、
- 簡単なミスは無いように、提出書類は何度か見直しするのが基本。
- 携帯とかお財布はその辺にポイポイして、失くすことは多い。
- 基本的に、仕事の納期は守れなかったことはないし。
- 整理整頓は得意。断捨離が好きで、ミニマリスト的。職場机の上は毎日片付けてた。
- 約束を忘れることもあんまり思い当たらないかなぁ。
という感じ。
それよりも、
- 優先順位をつけるのが苦手。
- 優先順位が分かっていても、それ通りできない。
- 多重課題が苦手(一般の人が8個同時進行できるとしたら、私は3個くらい)。
- 一度に複数を抱えることができないため、まず仕事の数を減らすことが最優先(簡単に終わることから手を付けるため、優先順位がぐちゃぐちゃ)。
- 時間管理能力が著しく低い(想像力の欠如?その場しのぎでこなすため、予測が立てにくい)。
とかが多いかなぁ。
不注意優勢型って、環境の変化についていけない人が、大人になってから発覚することが多いよう。そして、子育てとか多重課題が多い中、それをこなせなくて苦労するなど、女性に多いっていうのも特徴なんだって。
診断がつくと、転職するのに不利だな(履歴書の健康状態のところに記載が必要だったり、ハローワークで申告が必要だったり)と思って、当初は検査を受ける事自体が嫌だったので、診断がつかなかったことにホッとしている自分と、
せっかく振り絞って検査受けたのに、グレーってなんだよ、結局モヤモヤするだけじゃねーか!って思う自分と、両方います。
最近、この早稲田メンタルクリニックの益田先生という方がやっているYoutubeチャンネルをよく観ています。
精神科で特徴の事象や、どうしてそういう思考になってしまうかなどを丁寧に分かりやすく解説されていて、思わず見入ってしまう。
日本の教育が元々軍隊を育成するための教育だから、そこからはみ出す人っていうのは一定数いる、とか、
障害ではなく、生まれつきの特性としてうまく付き合うとか、
時間が経ったり、Youtubeで色んな動画を観たりする中で、そんな風に少しずつ受け止められるようになってきてる。
結局は白の人間も黒の人間もいなくて、きっと濃い・薄いはあれど、みんなグレー。
発達障害はマイナスに捉えられることが多く、生きづらい世の中ではあるけど、特性を個性に変えて、プラスに働かせて生きられる環境を見つけたい。
一方で、もちろん発達の特性はありつつも、どちらかといえばHSPに近いんじゃね?
って思うことも多くて、
例えば
「発達障害の特性上ではコミュニケーションが苦手な人が多いので、人とあまり関わらない仕事が良い」
とされている中で(中には営業に向いているとかいう話もある)
HSP上の特性では
「人と関わることがエネルギー源なので、ある一定は自己裁量ができ、かつ人と関わる仕事が良い」
とされているので、
どちらを自分が選択するか、と言われれば後者かな。人は好きだし。
自分の興味が無いことはできない、という発達の特性もあるので、どうせなら自分がやりたいこととか、興味があることを見つけていきたいな、と思う。
ここまで自分の「苦手」に向き合うことが多かったので、
今後は自分の「得意」に向き合っていけたらいいなと思ってます。