現在休職中。ポンコツ歴を振り返っています。
最初から読む方はこちら。
以前から多重課題が苦手だったり、
臨機応変な対応が難しいと感じていて、
新人の頃は頭が真っ白になってパニックになったり、
パニックによる衝動で仕事でヘマをしてこき下ろされる
(この子にやらせると危ないからと言って仕事を与えられない)
等、色々とやらかしながらも、
3箇所目の病院でやっと一人前にしてもらえ、
何とか3年勤めることができました。
そんなこんなで、順風満帆には行かなかった看護師生活。
そして結婚し、移住して初めて一緒に住むことになり、
慣れない環境の中で、お互いがいっぱいいっぱいでした。
特に厳しかったのが、私の仕事。
病院の評判も知らないまま、
引っ越してからはゆっくり過ごしたいという理由で、
前職に在職中、地元に居ながら2時間半高速道路を運転し、
面接を受けに来て、そのまま採用。
(実際には違う病院に見学にも来た)
1ヶ月の前職有給消化後、
総合病院の内科病棟に勤務開始となりました。
入ってみてびっくりしたのが、パートさんの多いこと。
日勤メンバーの7−8割パートさん、なんてことはザラでした。
師長が居て、Aチーム・Bチームの各チームリーダーが居て、
夜勤者が居て、そして新人のワタシ。
残りの日勤チームメンバーはパートさん。
ちなみに病床数は約50床(内リカバリールーム3床)
急性期の内科病棟でしたが、寝たきりや透析患者さんも多かったです。
(DPCの概念があんまりない病院でした)
日勤での受け持ち患者は6−8人くらいが平均。
ただし、15時、16時半、17時までのパートさんが多く、
引き継いで血糖測定などもしていたので、
夕方からが忙しかったです。
常勤での採用だったので、当然夜勤もあるのですが、
「リーダーが出来ないと夜勤に入れない」という
病院独自の謎ルールのおかげで、
しばらく経ってからのデビューになりました。
その代わり、早く慣れろと言わんばかりに
入職3ヶ月でシフトの半分以上がリーダー業務。
パートさんが多く、数少ない常勤で夜勤も回さないといけないので、
そうなるのは至極当然なのですが、
病院のルールや医師のキャラクターも掴めてない中で
リーダーをやらなくてはいけないのは大変でした。
通常の日勤メンバーで始業時間の50分前出勤、
リーダーの時には75分前には出勤し、情報収集していました。
もちろん前残業は付きません。看護師業界の闇ですね。
(パートさんも60分前に出勤してる方が多かったです。)
そうなると、朝は5時半起き、6時50分出勤。
家に帰ってくるのは大体20時半〜21時すぎ。
結婚早々にすれ違い生活が起こり、
夫も19時〜20時に帰宅、私より少し早いものの、
閉店間際のスーパーに駆け込み、惣菜を買い、
満足に料理もできない日々。
そして毎日のように半額寿司。
(料理は得意ではないですが、料理することがストレス発散でした)
そこから2ヶ月も経たないうちに夜勤も始まるようになり、
約25人を1人で看るプレッシャー。
50床に対し、看護師2名、介護士1名の3人体制でした。
急性期病院でこの配置は中々無いんじゃないかなと思いますが、
みなさんのところではどうでしょうか?
前の病院は急性期35床(うちリカバリー7床)で看護師3人、
地域包括ケア50床で看護師2人+介護士1人だったので、
とてつもなく無謀なことのように感じました。
(地域包括ケア病棟は、病状が比較的落ち着いた患者さんがいるため、看護の負担が急性期と比較すると少なめ。その代わり、寝たきりの方、認知症がある方、等、介護負担は増す印象です。)
血糖3検(毎食前に測定)が5−6人、
うち半分がスケール対応(血糖値に合わせてインスリンを打つ)
かつ、寝る前もスケール対応で1日4検なんて人も中にはいました。
遅番が居れば食事介助や排泄介助を手伝ってもらえますが、
パートさんが主で、日勤常勤がリーダーのみ、
チームメンバーに1人居ればラッキーくらいなので、
当然看護師に遅番なんて勤務はありません。(介護士はいた気がする)
急性期なので、バイタル3検(日勤で1回、夜勤で朝と晩に測る)
血糖測定、スケール対応、食事介助、
寝る前の排泄介助、センサーやコール対応、
不穏で寝ない患者の対応、
朝食前の採血(当然早番も居ませんでした)
これを自分の受け持ちの25人にしなくてはいけないので、
当然回りません。
当時、たまたま血糖測定が多かったのかは分かりませんが、
夕食前後のバタバタした時間は特に、
医療事故を起こすのも時間の問題だな、と思うくらいでした。
とにかく回らない。
それで、何とか回すためにはどうするかというと、
経管栄養の患者さんに夜中の3時半に回り始め、
4時前から経管栄養を繋ぐという状況。
そして、寝たきり度の強い方から検温。
患者さん主体では全くないのが現状でした。
(ちなみに前の病院は回り始めるのが5時でした)
あと、夜勤中の仮眠がありませんでした。
看護師は夜寝ないかと思われがちですが、
1回16時間を超える勤務です。
急変があったり、緊急入院がない限りは、
通常仮眠が1−2時間取れます。
しかしこの病院では、記録が終わり次第、各自、
ナースステーションで回る椅子に足を上げたり、
テーブルに突っ伏したりして、時間をやり過ごす形。
詰め所はあるのに、時間を区切っての仮眠はありませんでした。
普段からチームを跨いで患者さんを看ることがないので、
申し送りが難しいという状況もあったのかもしれませんが・・・・
でも16時間以上になる勤務。私は寝ないと無理でした。
私より遥かに先輩がこれをこなしているなんて信じられない・・・
んで、最終的に精神的に病みました。
簡単に言うと、死にたくなっちゃったんですね。
夫からもあのときは表情がやばかったと言われました。
そこで、半年経てば有給ももらえるのに、
半年が我慢出来ないくらい限界に来て、
5ヶ月半で転職となりました。
転職してばっかり・・・笑
↑数日前、雪が振った翌朝の風景。
そこまで積もらなかったけど、格段に寒くなってきています。